ハック済みのPS Vitaなら、AdrenalineまたはARK-4 standalone上でKethen氏のaemuプラグインを使い、PSP Relayサーバー経由でPSPのアドホック対応ゲームをオンラインで遊べます。aemuはリレーモードが標準なので、ポート開放・UPnP・VPNは不要です。同じサーバー上でPPSSPPや実機PSPのプレイヤーとも一緒に遊べます。
必要なもの
- Adrenaline(6.61)またはARK-4 standaloneを導入したハック済みのPS VitaまたはPS TV。PSNのeboot(DL版)を使う場合、aemuの注意書きではARK-4 standalone、ARK pentazemin入りのAdrenaline、またはisage氏の最新Adrenalineビルドを使うよう案内されています。
- GitHubにあるaemuの最新リリース。
Vitaの設定
- Vita本体の
Settings>Network>Wi-Fi SettingsでWi-Fiに接続し、Internet Connection Testで接続を確認します。 - Vita本体の
Settings>Power Save SettingsでUse Wi-Fi in Power Save Modeをオフにします。 - Adrenalineのみ:PSPのXMBで
Settings>Power Save Settingsを開き、WLAN Power SaveをOffにします。 - カスタムファームウェアの設定を変更します。
- Adrenaline:XMBでSelectを押してリカバリーメニューを開き、
CPU Speed in UMD/ISO=333/166、Advanced>Force High Memory Layout=Disabledにします。 - ARK-4 standalone:Custom Launcherで△を押して
CFW Settingsを開き、CPU Clock in Game=OverClock、Use Extra Memory=Auto、Memory Stick Speedup=Off、Inferno Cache=Offにします。 - aemuを解凍し、
dist_660_release内のkdとsepluginsフォルダをPSPのメモリースティック用フォルダにコピーします。Adrenalineで変更していなければux0:/pspemuです。 - 次の行がまだなければ追加して、プラグインを有効にします。
- Adrenaline:
ux0:/pspemu/seplugins/game.txtにms0:/seplugins/atpro.prx 1 - ARK-4 standalone:
ux0:/pspemu/seplugins/plugins.txtにgame, ms0:/seplugins/atpro.prx, on ux0:/pspemu/seplugins/server.txtを開き、リレーサーバーのアドレスを入力します。初期値はsocom.ccです。仲間が遊んでいるサーバー(例:psp.mgn.pub)に変更してください。PSP Relayサーバーの一覧を参照してください。ux0:/pspemu/seplugins/port_offset.txtは10000のままにします(PPSSPPの初期値と同じです)。ux0:/pspemu/kd/pspnet_miniupnc.prxがあれば削除します。- ARK-4 standaloneで、PSNアカウントから取られたニックネームをゲームが受け付けない場合は、
ux0:/pspemu/seplugins/nickname.txtを作成し、シンプルな名前(英数字のみ)を書き込みます。
VitaはVita本体のWi-Fi接続を使うので、hotspot.txt の入力は不要です。
遊び方
- ゲームを起動し、aemuのオーバーレイを開いて読み込まれたか確認します。ARK-4 standaloneでは
L+R+Select、AdrenalineではHomeボタンです。表示されない場合は手順を見直してください。 - ゲームのアドホック通信プレイに入り、部屋を作るか参加します。グループ参加中はオーバーレイでチャットもできます。
任意:通信の高速化
Kethen氏のpspemu_inet_multithreadを使うと、アドホックプレイ中に一部のゲームが速くなることがあります。実験的なもので、Enso導入済みのファームウェア3.60/3.65が必要です。PSNのゲームでは今のところ動作しないようです。
pspemu_inet_multithread.suprxをur0:/taiに置きます。ur0:/tai/config.txtの末尾に次の行を追加します。
# pspemu_inet_multithread
*ALL
ur0:/tai/pspemu_inet_multithread.suprx
pspnet_inet_kermit_redirect.prxをux0:/pspemu/sepluginsにコピーします。ux0:/pspemu/seplugins/game.txtの末尾にms0:/seplugins/pspnet_inet_kermit_redirect.prx 1を追加します。ARK-4 standaloneの場合は、ARK-4のプラグインWikiにあるARKの書式でplugins.txtに追加してください。- Vitaを再起動します。カスタムファームウェアの設定でこのPSPプラグインを有効・無効にすると、オン・オフを切り替えられます。
ヒント
- 全員が同じリレーサーバー、ポートオフセット
10000、同じリージョン・同じバージョンのゲームを使う必要があります。 - ラグや突然の切断が起きる場合は、最も近いサーバーを選び、空いている2.4GHzのWi-Fiチャンネルを使ってください。Vitaなら数台で1つのチャンネルを共有しても通常は問題ありません。
- Adrenaline Bubble Managerではプラグインが動かないという報告があるため、ゲームはPSPのXMBから起動してください。
- VitaのDissidia 012で、対戦後にほかのプレイヤーが見つからなくなったら、いったんメインメニューに戻ってからロビーに入り直してください。
- それでもうまくいかない場合は、代わりに
dist_660_debugのkdとsepluginsをコピーし、ux0:/pspemu/atpro.logを確認してください。ゲームごとの注意点はaemuの既知の問題とヒントにあります。
動画ガイド
- PSP MavのHow to play Ad-hoc multiplayer between a real PSP / Vita and PPSSPP emulator(2023年12月)。少し古い動画で、元のPro Onlineプラグインを同じWi-Fi内で使っていますが、Adrenalineへのプラグイン導入方法はほぼ同じです。ファイルは最新のaemuを使い、設定はこのガイドのリレー設定にしてください。視聴者のコメント:「this worked wonderfully between Vita and PPSSPP on Steamdeck.」(「VitaとSteam DeckのPPSSPPの間で見事に動いた」)。